今年8月よりアロードさんの新弟子になりました、アリサ(@arisa_satofuka)です。
今回はプラスレビューを受けたことがない方にも、プロの添削を受けたらどんな風に変わるのか知っていただこうと、架空のバナーでレビューして頂くことになりました!
第9回できるかもデザインで取り上げられた「採用担当者向けのバナー」をイベント視聴後に制作していたので、アロードさんにそちらをレビューしてもらいます!
まずは制作物の紹介からさせていただきますね。
対象
企業所属の採用担当者さま、20代半ば〜30代半ば(決済者ではなく、上司〜決済者へ説明するポジションなのでキチンと感も必要)
目的
企業の採用担当にできるかもジョブ社の求人広告サービスを知ってもらうこと。
訴求したいこと
安くて良質な人材にであえる求人広告会社だということ。
制作しながら、自分でタイトルが弱いなと感じていました。
1回目のレビュー「情報の優先度を考えて全体のテコ入れ」
ここからはアロードさんに実際レビューしていただいた内容です。
一番上の文字が読めない、色もサイズも変える。
透過した青に、濃い青の文字を載せている「コストを抑えて〜」の文章は読めない。簡単に変えるなら白色で(他の色も検討)。そもそも文字の大きさが小さいです。もう少し大きく変更しましょう。
今回の優先度は「テキスト>写真」。人物に被ってもOK。
一番上の文章は、ターゲットである採用担当者に向けて投げかけている一言なので優先度は高めです。人物が大きすぎるのでサイズを調整するとして、今回の場合は頭に被っても大丈夫なのでもう少しテキストサイズを大きくしましょう。
写真の人物が誰なのか分かりづらい。
今回のケースで写真に取り上げるなら「採用担当者」もしくは「出会える良い人材」のどちらかになりそう。今のままだとどちらか分かりづらいので、もう少し誰かわかるものを選びましょう。年齢層も少し上げて、企業の採用担当者らしさの出る写真を探すこと。
タイトルが弱い。
「採用担当の方必見です」の後ろに色を敷いてみるのはどうでしょう。
コントラスト取るならゴシックの方が良いのでは?
特に「必見」が弱いです。コントラスを強く取るならゴシックの方が良いです。それでも弱かったら後ろに四角を敷いて強調しましょう。
1,000件〜は件も赤文字にする。
数字や単位を使うときは気をつけてほしいんですが、単位まで含めて**ひとつの言葉の塊(かたまり)**です。今は1,000件の「1,000」だけが赤色で強調されていますが「件」まで含めて色を変えましょう。
ボタンの色を主語に合わせるのもあり。
「採用担当の方必見」のスペースで使う色と「ご相談はこちら」ボタンの色を合わせると、文章の繋がりができて視線の流れができます。ただ調整したあとの全体の色を見て検討してくださいね。
今回ロゴは作っちゃいましょう!
架空のものなので仮にあてているんだと思いますが、もう少しロゴらしくなるように作っておきましょう。今は仮名の「できるかもジョブ」ですがロゴっぽく英語にしてみてください。
2回目のレビュー「細かなデザイン表現までアドバイス」
1回目のレビューでいただいたアドバイスをもとに、作り替えたものがこちらです。プラスレビューでは、1回目のレビューを受けた後に参加できるdiscordのコミュニティ内で2回目の簡単なテキストレビューを受けることができます。今回は特別にみっちり見ていただけました。
筆文字は癖があるので使う場面を選ぶ。
「必見」を筆文字の素材にしてポイントに使うのは、今回の対象にはちょっと合わない気がします。ビジネス感から遠ざかってしまうので、今回は筆文字よりも、ゴシックと明朝体の間を取れる遊教科書体や楷書体を使ってみましょう。
文字組みでタイトルの印象を変える。
「必見です!」のなかで必見を強調したいので、後ろの「です!」を文字組みで変化させましょう。
要素が入りすぎて複雑になってしまっている。
チェックマーク、ラベル、ボタンの色など要素が多く入りすぎてゴチャッとして見えます。もっとシンプルにしましょう。
グラデーションの色を変えてみましょう!
青がちょっと濃いです。もっと薄めて、グラデーションの色の変化が強すぎないようにしてみてください。
後ろにビル群の写真などが入ってもいい。
企業らしさを強めるために、背景のグラデーションにビルの写真などを入れるのもテクニックのひとつです。この人物が企業側であるのがより分かりやすくなります。
レビューを受けた結果
最終的に仕上がったバナーがこちらです。
BeforeとAfterを比べるといかがでしょうか?自分でビックリするぐらい変化しました。
自分で気になっていたタイトル部分も強化できたし、情報の優先度も分かりやすくなったと思います。レビューで細かなテクニックも教えていただけましたが、その技術を使うときの考え方や注意点から聞けたので、バナー以外の制作物にも応用できそうです!ただtipsを知るだけでは身に付かない考え方が知れて学びが深まりました。
アイコンを描いてもらいました!
プラスレビューのイラストアイコンを描いてくれているのは、デザイナー・イラストレーターの新沢シュン(@shun_arsw)さんです。アイコンはもちろん、スポーツ系デザイン、エンタメ系デザイン、キャラクターデザインならぜひ新沢さんへ!